介護士の仕事は男性が重宝される?

介護士の仕事では、利用者の身の回りの世話や生活支援が業務内容となることもあり、女性職員が活躍しやすいのが特徴です。
介護職での男女比を見てみると、女性の方が7割から9割程度を占めている職場は少なくはありません。
このために男性が介護士になったとして、女性が多い職場で上手くやっていけるか不安に感じる方もあるでしょうが、実際の所は割と歓迎されるケースが目立つようです。

男性が介護の現場で重宝されるのは、力仕事を任せられると言うのが一つの理由です。
利用者を抱きかかえて移動したりするケースもありますし、重い機材の運搬・設置においても男性の体力は頼もしいもの。
女性の場合はどうしても筋力が不足しがちですから、無理した結果として体を壊す場合もあるため、ある程度の力仕事を難なくこなせる男性には、この業界において強みがあります。

また、男性の利用者は女性に介助されるのを恥ずかしく思ったりするケースは稀ではありません。
基本的に同性に介助されたいと考える利用者は少なくはないので、このような理由でも男性介護士は活躍できるわけです。
もちろん、女性利用者であっても男性介護士を希望することも多くありますから、男性だから向かない職場というわけでは決してありません。
職場によっては男性介護士が就任したことによって、利用者とのコミュニケーションが活性化されたり、現場の雰囲気がよくなったと言うケースも見られるようです。

上記のようなメリットがあるため、現在では男性介護士の求人募集も増加傾向にあります。
介護業界での男性の必要性が問われている今、男性介護士について知る必要があるのではないでしょうか。